April 15, 2006
ミスター円 榊原英資
榊原英資・・・少しでも政治や経済に関心のあるかたなら、この名前は聞いたことがあるだろう。
旧大蔵省で財務官を務め、“ミスター円”と異名をとった人だ。現在は退官し、慶応義塾大学の教授を務めながら、数々の著書を世に送り込んでいる。
同氏が現役官僚のころも、マスコミへの露出度は比較的に高かったように思う。官僚への批判が相次ぐ風潮、また同氏の独特の語り口調により、かつてはあまりよい印象を持っていなかった。
最近、同氏の著書に、インドに関するものが多い。
『インド 巨大市場を読みとく』、『インドを知らんで明日の日本を語ったらあかんよ』 など、インドへ関心のある方なら既にお読みになっているだろう。
なんと、この榊原英資氏は、いまインドで一番勢いのあるIT企業 Wipro社の社外取締役にも就いているようだ。財務官を退官した翌年、2000年に、インド輸出入銀行の視察の招待をうけて、デリー、ムンバイ、バンガロールを回ったようだ。そのときに、WiproのCEOであるアジム・プレムジAzim H. Premji と出会ったのがきっかけのようである。
とういうと、同氏とインドとの繋がりは、まだ6年程度である。しかも、著書の発行頻度から推測すると、インドに関する活動を本格化させたのはここ2〜3年ではなかろうか。
財務官という経歴を活かして世界経済からみたインドを含むアジアの重要性、また歴史から見た考察など、読み始めるとぐんぐんと引き込まれる内容である。
著書の発行頻度が過度に多くせいか、一部には若干内容が薄いという印象を否めないが、インドに関する研究の初級偏として最高の出来である。
また、 『食がわかれば世界経済がわかる』など、一風変わった切り口でアジアの重要性を説いている。ぜひ一度、目を通してみて欲しい。少なからずインドを見る目が変わるであろう。
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この記事へのコメント
『インドを知らんで明日の日本を語ったらあかんよ』
という本の中身を今アマゾンで見ましたが、よさそうです。
こういう本を自分で見つけるのは難しいので紹介して頂いてよかったです。






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